脳科学から考える集中力の技術!集中力を劇的に高める方法

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「締切が近くてもダラダラとしてしまい先延ばししてしまう」「勉強をはじめたのに気づいたらyou tubeやLINEをしていた」、皆さんも経験があると思います。

集中力を向上させるメリットはここで語る必要はないかもしれません。仕事だったら雑務を効率良く進めてもっと面白い仕事に集中したい。スマホに気を取られずに1つのことに集中したい。

結局、その方が楽しいし、収入も多くなって、さらにやりたいこともできるようになる。

実際にIQが高い人よりも集中力の高い人のほうが収入が多いという統計結果もでているようです。

集中力のメカニズム

最近はスポーツ選手でいうとゾーンに入るとか、フロー状態といった言葉を耳にしたことがある方も多いでしょうか。

フロー状態:自分も周りのことも完全に気にならないくらいに目の前のタスクに没頭している状態。

そしてフロー状態、極度に集中した状態に入るためにはいくつもの要素があります。心理学者のM・チクセントイハイにより8つの要素が挙げられていますが、その中から以下の4つが特に重要だと感じています。

適度な難易度

能力に対して難易度が高すぎず、そして簡単にできるものではないもの。そして能力のすべてを出し切らなければ達成できないレベルであることです。

上の図のように自分の脳力やスキルに対して課題のレベルが高ければ不安な状態になり、課題のレベルが低すぎても退屈した状態になってしまいます。

自己コントロール感

自分のリズムで本を読み進めたり、アイデアレベルだったものを目に見える形にする。

スポーツではボールを思い通りにコントロールするなど取り組んでいるものを自分が自在に操っているという感覚です。

フィードバック感

読書ならば「興味深い」「続きが気になる」、企画書づくりなら「言葉選び」「図案作成」などであり、スポーツならば「うまくいった」「失敗した」といった身体的な感覚。

そしてこうした反応から喜びや悔しさなどの感情を呼び起こす状態です。

妨げる要素がない

テレビ、スマートフォン、ゲーム、漫画など集中をさまたげるものはたくさんあります。でも例えテレビ、スマートフォンなどを隠してしまっても、おやつが気になったり、上司に言われた言葉が気になったりと脳は大忙しです。

フロー状態に入るにはどのような課題を行うかも大切ですが、仕事などではこの難易度調節できないことも多いでしょう。次のページでは自分でコントロール可能な妨げるモノを減らしてということを脳の視点から考えていきたいと思います。

TAKAFUMI

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10年間の東南アジアでの生活後、医薬翻訳などを経て現在は精神科の作業療法士として奮闘中。(全米YogaアライアンスRYT200修了)

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