記憶力を向上させる脳のメカニズムと勉強法!

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学生の方、社会で働かれている方、様々な環境で過ごしていると思いますが、勉強はいくつになっても必要ですね!なぜなら、世界は常に変化してるからです。
新しいことを学ぶことが辛い人もいれば、楽しいと感じる人もいるかもしれません。今日は多くの勉強法の中から記憶について脳科学の視点からまとめてみました。
記憶のメカニズム
学習において最も重要なのは復習するということですが、記憶というのはどのようなメカニズムになっているのでしょうか?そして、なぜ復習すると記憶に定着するといわれているのでしょうか?
人の記憶は感覚記憶、短期記憶と長期記憶という3つのタイプにわかれており、感覚記憶は、一瞬目に入った景色や物を触った感覚などで特に意識しないとすぐに消えてしまうものとなります。短期記憶は、メモに書かれた電話番号などで電話をかけ終われば忘れてしまうような一時的な記憶になります。短期記憶にはワーキングメモリと呼ばれる作業記憶もありますが、そちらは短期的に情報を保持して処理を行っています。そして長期記憶は年単位で長期に記憶するものになり、言葉やイメージで表現できる陳述記憶と自転車の乗り方などの体で覚えるような非陳述記憶にわかれます。
記憶の保持
結局、学習や試験対策を考えると、この長期記憶に落とし込むことがとても重要になってきます。ここで「記憶」の流れをみてみましょう。例えば、勉強した内容は大脳辺縁系の海馬に情報が送られて一時的な記憶として残ります。海馬で仮保存され、破棄するか長期保存するか仕分けが行われます。
もし、海馬にこの情報が頻繁に送られてくるようであれば、重要な情報と判断されて側頭葉で長期保存されることになります。また、扁桃体では感情が記憶されます。
記憶のメカニズムから考えると、記憶の長期保存化を促すためには同じ情報に触れる機会を増やすということの必要性を再確認できると思います。
それでは、次のページでは記憶力を効率的に向上させる3つの勉強法を紹介していきます。
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