復習の科学!1ヶ月20分の復習が効率的な理由!

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何かを学ぶとき、復習は大切だとよく言われています。なんとなく重要だとわかってはいるけど、あまり復習ができていない…もしくは、どのタイミングで復習していいかわからない…。そう感じたことはありませんか?今日は効果的な「復習」についてシェアしていきたいと思います。

復習の効果とタイミング

記憶と復習の効果については、カナダのウォータールー大学の研究(表/参考:Curve of Forgetting)を参考にしていきます。縦軸が記憶の割合、横軸が日数となります。まずはグレーの線を見てみましょう。被検者が覚えた内容(1時間の講義)は1日目で急激に薄れ、2日目では50%~80%を忘れています。その後は段々と忘れていき、1ヶ月後には2~3%しか覚えていません。

表/参考:Curve of Forgetting

次に黄色の波線を見ていきます。記憶が薄れた所で復習を行うと、覚えている内容は回復します。復習をするとこの波線のように学習した記憶を保つことができるという結果がでています。それも、1ヶ月で20分以内の復習で十分な記憶を保持できているようです。さらにいえば、復習をするたびに記憶が定着し、復習にかかる時間も短縮されます。

この研究によると最も効果的な復習のタイミングは以下の通りです。

・24時間以内:10分
・7日後:5分
・30日後:2〜4分

復習の効率

記憶についての研究では心理学者のHermann Ebbinghausの忘却曲線(表:エビングハウスの忘却曲線)が有名ですね。

彼の研究では無意味な音節を使用して暗唱させ、2回目以降に再び覚え直す際、最初に覚えた時と比較してどれだけ時間を節約できたかということを導き出しています。

表:エビングハウスの忘却曲線(改変)

このグラフから読み取れることは、20分後に復習すれば最初にかけた時間の半分以下(節約率:58%)で再び暗記できますが、1ヶ月後に覚え直す場合は、最初にかけた時間の約8割の時間(節約率:21%)がかかります。もし20分後に覚え直した場合は、つまり、時間経過と共に再学習する手間が増えることになります。

この実験は意味のない文字の羅列の暗記の実験でしたので、実際の僕たちの勉強とは異なるかもしれませんが、復習は早めに行ったほうが効率が良いようです。

まとめ

・復習の効果とタイミング
復習のタイミングは24時間以内に10分、7日後に5分、30日後に2〜4分で十分に1ヶ月間は記憶が保持されるという研究結果がでている。

・復習の効率
再学習の節約率から考えると復習は早めに行ったほうが効率的!

もちろん、学習量や理解する難易度にもよって変わると思いますが、復習の重要性は理解できたのではないでしょうか。一気に勉強してやりっぱなし(集中学習)よりは、短時間の復習をこまめにする(分散学習)方が定着率もよいようですね!

参考文献

・University of Waterloo|Curve of Forgetting


TAKAFUMI

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10年間の東南アジアでの生活後、現在は東京で作業療法士を目指して奮闘中。前職は医薬翻訳。(全米YogaアライアンスRYT200修了)

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