なんとなくわかっていたような気がするストレッチを科学してみる!

HEALTH


ストレッチやヨガはとても健康に良さそうなイメージがあります。でも知ってそうで、少し曖昧なのではないでしょうか?今日はわかっていそうであんまりわかっていなかったストレッチについて掘り下げていきます。

カラダが硬くなる!

年齢のせいで体が硬くなると諦めている方も多いかもしれません。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、体を動かさないと体は硬くなります。仕事や家事などが忙しく、生活に必要な動作しか繰り返していなければ運動量は減り、そして体力が低下して更に動くのが面倒になってくるかもしれません。ですが、筋肉は動かさないと衰え、血流も落ちてどんどん硬くなっていきます。

逆に筋肉の柔軟性を改善しようとすると、少なくても2〜3ヶ月は継続したストレッチを行う必要があります。そこそこの期間がかかるので、結果が出る前に諦めてしまうこともあるかもしれません。でも、継続して行っていけば年齢に関係なく柔らかくなっていくので続けてみることが大切です。

カラダが硬いデメリット

ストレッチをあまりやらない、つまり身体が硬いとはどのような状態なのでしょうか?カラダが硬い状態とは、筋肉が短く、緊張している状態です。緊張している状態なので、血液の循環も悪くなり酸素や栄養などが滞り老廃物が溜まりやすくなります。結果、疲れやすくなったり、痛みを感じやすくなったりします。そして、柔軟性が低いと怪我もしやすく、血管が硬ければ血圧も高くなりやすく動脈硬化などの疾患とも関連してきます。動脈の血管が硬くなると、血管が詰まったり切れやすくなるので脳卒中心筋梗塞などのリスクがあがってしまいます。

カラダが柔らかくなる仕組み

例えば、前屈をした時に腿の裏側が引き伸ばされる感覚があると思います。筋肉が伸ばされているのですが、もう少し付け加えると筋肉とその周囲にある腱、筋膜、靭帯、関節包などの軟部組織も含まれ、これらの結合組織を伸ばす働きを続けると関節可動域が広がります。そしてストレッチを続くけていくと柔軟性が向上する理由は、筋肉が長くなるといえます。少し専門的な話ですが、筋肉を細かくみていくと筋肉は筋原線維の集まりであり、サルコメア(筋節)からできています。


サルコメアはアクチンとミオシンというタンパク質からできており、この最小単位が連なって筋原線維となり、それが束になって筋繊維となります。

筋肉が収縮するということは、アクチンがミオシンの間に滑り込んだ状態です。逆に筋肉が伸びるというのは、アクチンが滑り出た状態です。ストレッチを定期的、そして継続的に行っていくと、このサルコメアが増えると考えられ、筋繊維が長くなることにより柔軟性が増していくのです。輪ゴムで作った鎖を筋肉に例え、この輪ゴムが増えていくことをイメージするとわかりやすいかもしれません。このサルコメアを増やすためには、週1回ではなく毎日のようにストレッチを行っていくことが大切です。

体を温めると筋膜が伸びる

運動後や入浴後に体を伸ばしやすくなると感じたことがあるのではないでしょうか。

この時、サルコメア(筋節)が増えているわけではありません。入浴後にストレッチを行うのが効果的なのは、体が温まると筋膜が伸びやすくなるからです。筋膜とは、筋肉を包み込む膜。ソーセージの皮のようなイメージです。汗をかいていなくても、体の芯からポカポカしている状態が目安となります。シャワーだけではなく湯船が良いでしょう。

まとめ

なんとなく行っていたストレッチ。以外と奥が深かったと思います。結果が出るまでは数ヶ月かかるので、こまめ(毎日が理想)にストレッチを繰り返してサルコメアの数を増やしてあげましょう。

ポイント! カラダが硬くなる!
・運動不足でカラダは硬くなる
・柔軟性が低いと疲れやすくなったり、痛みを感じやすくなったりする
・動脈硬化のリスクも上がる
カラダが柔らかくなる仕組み
・サルコメア(筋節)が増えると筋肉の柔軟性は増す
・お風呂上がりに柔らかく感じるのは筋膜の変化が原因

ストレッチは無理をしない方がいいというお話はこちらからどうぞ!

参考文献

TAKAFUMI

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10年間の東南アジアでの生活後、現在は東京で作業療法士を目指して奮闘中。前職は医薬翻訳。(全米YogaアライアンスRYT200修了)

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